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乗馬と大沢ワイン

2008年11月30日
大沢ぶどう園に乗馬46名のワイン愛好家の方がいらっしゃいました。

ホークスベイ地域では、11月~12月に学校関係者主催の寄付金集めを主な目的としたフェアーやマーケットが開催される事が多く、その収益金は環境保護などに役立たされます。
大沢ワイナリーのあるマラエカカホ地区の小学校では、企画の一つ、「Wine & Track」(ワインと乗馬)を5年連続で催されており、参加費用が寄付金として集められます。
「Wine & Track」は、ワイナリーを乗馬で訪問し試飲を楽しむ、というもので、46名の参加者がマラエカカホ周辺の7件のワイナリーを1日かけてゆっくり回られます。
今年から大沢ワイナリーも協賛させていただくことになりました。

ワインの味を最大に味わい楽しむためのテースティングの方法をご紹介いたします。
1.ワイングラスにワインを注ぎます。(グラスの2分目程)
2.グラスをかたむけ、ワインの色(黄金色、黄緑色または赤紫、赤茶色、ルビー等)を見ます。
3.ワインの匂いを直接嗅ぎます。ここで何の香り(フルーティな香りやベリーの香り等)がするか感じてみます。
4.次にワインクラスを回し、ワインが空気に触れるようにします。そしてまた嗅いでみます。ここでもっとワインの深い部分の香りを感じることができます。
5.グラスの側面に残るワインの粘着を見ます。若い白ワインでしたら粘着は弱く、さらりとした感じですが、熟成した赤ワインや、デザートワインなどは粘着が強く、グラスを回した後、ゆっくりと下へ流れてゆきます。
6.ようやく味見です。ワインを口に含み、口の中全体にワインを行き渡らせます。(舌の上、歯茎の隅々まで)このときに、口の中のどの部分が刺激されたか、しっかりと認識します。甘い味は舌の先、酸味は舌の両側、苦味は舌の奥が刺激されます。またタンニンを多く含む赤ワインなどは、歯茎全体を引き締めるような刺激が走ります。
7.ワインを味わいながら、酸味のバランスや口の中の粘着の様子、滑らかなのか刺激的なのかできるだけのワインの触感を味わいます。そしてなにより楽しみます。
8.最後に「ゴクリ」といきたいところですが、思い切って吐き出します。喉元を過ぎるとワインは味わえません。その上、たくさんのワインの試飲を続けると酔っ払ってしまいますからね。各ワイナリーには必ずワインを吐き出す場所が設けてあります。
9.最後に口の中の余韻を楽しみます。さっと味が消えてしまうのか、そうでないのかを見ます。長く口の中でワインの風味を楽しめるものを「余韻が長い」といいます。

 

オークランドやウエリントンなどホークスベイ以外の地域から、毎年楽しみに参加されておられる方もいらっしゃいます。
この白い馬は、ロードオブザリングに出演したのだそうです。

 

 

ワインテイスティングの後は美しい景色の中ぶどう園散策を楽しまれ、次のワイナリーへ向かわれました。